水澤節 初爻 今回は特別企画「中国文学哲学としての易経三百八十四爻」です。占いではない哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経三百八十四爻」になります。 今回は「水澤節(すいたくせつ)」初爻です。 水澤節 初爻 水澤節の卦辞は「亨 苦節不可貞」とおる くせつはていにすべからず。要するに程度、バランスが大切で、苦しすぎる倹約は長続きせず、良いことではない、ということです。 「水澤節」は「上卦」が「坎(水、海や雨など限りない水)」で「下卦」が「兌(沢、湖、杯など限られた水)」です、要するに「許容量」を考えないと溢れてしまう、と言うことです。 しかし、空のままでは良くないので注がねばなりま…