封切り二日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは六割ほど。 もう随分と昔のことだが、大学受験の選択科目が日本史だったこともあり「米騒動」は今でも記憶に残っている歴史的な出来事の一つ。 当時の教師からは、「歴史は流れだから、事件単体で覚えても意味がない。必ず前後に、起きた原因と影響があるはず」と、口酸っぱく言われた記憶。 「米騒動」なら、第一次大戦後の景気の波や「シベリア出兵」がそれに当たり、本編でも特に後者は何度か言及される。 ちなみに『大和和紀』による〔はいからさんが通る〕も同時代が舞台なのよね。 おっと閑話休題。 本作は、所謂ご当地映画にカテゴライズされようか。 監督を始め、『室井滋…