天を衝く(1) (講談社文庫) [ 高橋 克彦 ]価格: 968 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 後3年の役で戦った八幡太郎源義家の弟、新羅三郎義光の流れを汲み、蝦夷に土着した南部一族の分家にあたる九戸家。そこに戦の天才として「北の鬼」と恐れられた九戸政実が生まれた。本州最北の地で一族が一戸から九戸まで分かれて争う中、九戸政実は鍛錬を重ねた家臣たちと戦って徐々に勢力を拡大し、存在感を増していた。 本家の南部晴政は従兄弟の三戸(南部)信直を養子としたが、そのあと晴政に子南部晴継が生れて、晴政が死ぬと後継者争いが勃発する。九戸政実が後継と押した実子の晴継が後を継いだが、直後急死してしまう。当主が…