NHK大河ドラマ第32作。1993年(平成5年)7月から1994年(平成6年)3月まで放送。 3部構成で、第1部『北の埋(うず)み火』(全12回)で安倍氏滅亡の前九年合戦を、第2部『冥(くら)き稲妻』(全8回)で清原氏内訌の後三年合戦を、第3部『黄金楽土』(全15回)で源義経との絡み、そして奥州藤原氏の滅亡を描いた。
参考文献は『NHK大河ドラマストーリー 炎立つ』 ほかには大河ドラマを扱っている諸サイト(『炎立つ』『キャスト』でググって見つけたところ)
ムー大陸です 前回、前々回と2回に渡ってNHK大河ドラマのテーマ曲について書きました。 muutairiku.hateblo.jp muutairiku.hateblo.jp 私のオススメのテーマ曲も挙げました。最初にお断りしたように、古い作品に偏ってしまいました。なので、オススメの選に漏れたものを準オススメとしてザックリとジャンル毎に触れていこうと思います。 ①戦国モノ 戦国モノは全63作の内21作。丁度3分の1です。オススメに挙げなかった戦国モノなら、 「風林火山」が良いです。千住明氏の音楽も中々です。宿敵長尾家の描き方は「武田信玄」よりずっと丁寧です。GACKT氏の長尾景虎最高でした。 …
天を衝く(1) (講談社文庫) [ 高橋 克彦 ]価格: 968 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 後3年の役で戦った八幡太郎源義家の弟、新羅三郎義光の流れを汲み、蝦夷に土着した南部一族の分家にあたる九戸家。そこに戦の天才として「北の鬼」と恐れられた九戸政実が生まれた。本州最北の地で一族が一戸から九戸まで分かれて争う中、九戸政実は鍛錬を重ねた家臣たちと戦って徐々に勢力を拡大し、存在感を増していた。 本家の南部晴政は従兄弟の三戸(南部)信直を養子としたが、そのあと晴政に子南部晴継が生れて、晴政が死ぬと後継者争いが勃発する。九戸政実が後継と押した実子の晴継が後を継いだが、直後急死してしまう。当主が…
いまから20年前、大河ドラマ『元禄繚乱』(1999)が放送された。題材は忠臣蔵で大石内蔵助役の中村勘三郎以下、東山紀之、宮沢りえ、石坂浩二、萩原健一、滝田栄、大竹しのぶ、滝沢秀明など豪華絢爛なキャストが顔を揃えている。
新屋海浜公園にて…久しぶりに海面へ沈む夕日を見ることができました 今日の東京は晴れたり曇ったり…。 最高気温は34度と相変わらず蒸し暑い日々が続いております。 台風10号は迷走していますね…。 関東直撃!なんて最初マスコミさんは騒いでいましたが、 ふと気づけば九州・奄美から北上するルートになってしまい…。 昔もこんな風に西へ向かう迷走台風さんがいらっしゃいましたけれど。 予報とは…過去の数値からの予測なので、これだけ温暖化が進むと なかなか難しいところもあるのかもしれませんね。 それにしても台風大きくなりすぎのような…少しでも被害が少なくなることを 願ってやみません…。 (これから収穫の時期で…
Book Review 15-13 時代小説 # 雪渡の黒つぐみ 『# 雪渡の黒つぐみ』(櫻井真城著)を読んでみた。著者は岩手県北上市生まれ。本書で第18回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。江戸時代の寛永二年(1625年)。陸奥では過激な新興宗教・大眼宗が台頭して、南部藩と伊達藩とが領地争いが燻っていた。そこにキリスト教迫害が絡む。南部藩の若き忍者Kは、隣国・伊達藩の動向を探る命を受ける。横手城を炎上させた謎の新興宗教・大眼宗教祖とは誰だったのか。その途中に女忍者や遊女として売られてきた娘と出会う。Kは手裏剣も弓も使わないが、どんな声も完璧に真似できる“声色使い”が特異な能力である。最後、キ…
(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。 今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。 (8/3)200点選書。 (8/4)300点選書。 (8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。 (8/9)500点選書。 (8/10)600点選書。 (8/11)700点選書。 (8…
こんばんは! 都内在住アラフィフ主婦のnicoです。 ひとり時間を楽しんでいます。 高橋克彦著、 『風の陣 第五弾<裂心篇>』読了。 ※奈良時代の小説一覧はこちら。 『風の陣』シリーズは 高橋氏の「蝦夷四部作」の一作目で、 本作は最終回となります。 道鏡の失脚を題材とした 「風の陣 第四弾<風雲篇>」に続いて 最終回の第五弾となる本作では 主人公と舞台が変わります。 hitorijikan-nico2.hatenablog.com 第一弾~第四弾までは 都で官人として活躍する蝦夷、 道嶋嶋足(みちしまのしまたり)が 主人公として描かれ、 都が主な舞台でした。 しかし、 第五弾の本作は一転して …
こんばんは! 都内在住アラフィフ主婦のnicoです。 ひとり時間を楽しんでいます。 高橋克彦著、 『風の陣 第四弾<風雲篇>』読了。 ※奈良時代の小説一覧はこちら。 道鏡の宇佐八幡宮神託事件を題材とした 「風の陣 第三弾<天命篇>」に続いて 第四弾となる本作では 称徳天皇の寵愛を受けて 法王として朝廷の頂点を極めた 道鏡の勢いに翳りが見え始めます。 hitorijikan-nico2.hatenablog.com 770年(神護景雲4)、 称徳天皇が病に倒れたことが きっかけでした。 この機に藤原一族が動き出し、 主人公の蝦夷・道嶋嶋足 (みちしまのしまたり)と 相棒の物部一族・天鈴も 予想以…
こんばんは! 都内在住アラフィフ主婦のnicoです。 ひとり時間を楽しんでいます。 高橋克彦著、 『風の陣 第三弾<天命篇>』読了。 ※奈良時代の小説一覧はこちら。 『風の陣』シリーズは 高橋氏の「蝦夷四部作」の 一作目です。 恵美押勝の乱を題材とした 「風の陣 第二弾<大望篇>」に続いて 第三弾となる本作では いよいよ怪僧・道鏡が 孝謙上皇の寵愛を後ろ盾として、 権力を一手に握りつつ暴走し始めます。 hitorijikan-nico2.hatenablog.com 恵美押勝(藤原仲麻呂)が討伐され、 淳仁天皇も押勝と結託していたとして 上皇により淡路に追放された後、 内裏には上皇と道鏡に逆ら…
こんばんは! 都内在住アラフィフ主婦のnicoです。 ひとり時間を楽しんでいます。 高橋克彦著、 『風の陣 第二弾<大望篇>』読了。 ※奈良時代の小説一覧はこちら。 『風の陣』シリーズは 高橋氏の「蝦夷四部作」の 一作目です。 橘奈良麻呂の乱を題材とした 「風の陣 第一弾<立志篇>」に続いて 第二弾となる本作では 「恵美押勝の乱」を 主題としています。 hitorijikan-nico2.hatenablog.com 橘奈良麻呂の謀反を平定し、 関係者をことごとく処罰した後は 恵美押勝(藤原仲麻呂)が 淳仁天皇を自在に操って権勢をふるう中で、 黄金を狙った陸奥支配の野望も抱きます。 ところが、…
草いきれ不意に囲まれ炎立つ
『炎立つ』は、1993年7月4日から1994年3月13日まで放送されたNHK大河ドラマで、平安時代前期から鎌倉時代にかけての奥羽(東北地方)の歴史を描いた作品です。最終話のあらすじは以下の通りです: 最終話「楽土・平泉」では、奥州藤原氏の後継者である藤原泰衡が登場します。時代は源頼朝を盟主とする東国武家政権樹立へと流れていきますが、奥州藤原氏は源氏の御曹司・義経を抱え込んでしまいます。泰衡は苦悩の末、自らの命と引き換えに、奥州の民の平和と文化を守ろうとします。平泉を頼朝に明け渡し、一人逃避行を続ける泰衡は、安倍一族や結有ら、敬愛する先祖の霊に温かく迎えられながら、いつしか祖先・経清の姿となり昇…
『炎立つ』は全35話で構成されています。第1話のあらすじは以下の通りです: 第1話「北の埋(うず)み火」では、奥州藤原氏の祖である藤原経清が登場します。経清は親の代の不祥事で奥州に土着を余儀なくされますが、名門の家柄でした。朝廷のやり方に失望し、安倍一族の思想に共感するようになります。一族の女性・結有を愛し、結ばれます。経清は安倍一族と共に朝廷と闘う決意をしますが、武家の頭領・源頼義軍を相手に奮戦するも非業の死を遂げます。
『炎立つ』の印象に残るセリフは、ドラマの強烈なキャラクターたちと彼らの葛藤や決意を表すものが多くあります。以下はその中のいくつかです: 藤原経清(渡辺謙): 「我が心、火の如し」 経清が自らの情熱と信念を表現するセリフです。 藤原清衡(村上弘明): 「奥州に平泉あり、楽土なり」 清衡が理想とする国家、平泉の美しさと平和を称える言葉です。 藤原泰衡(渡辺謙): 「平泉の光は永遠に」 泰衡が奥州の未来を信じ、その繁栄を願うセリフです。 これらのセリフは、登場人物の内面やドラマのテーマを象徴しており、視聴者に深い印象を与えました。ドラマの中でこれらの言葉がどのような状況で語られるかを見ることで、物語…
『炎立つ』には多くの印象的なシーンがありますが、特に記憶に残るシーンをいくつか挙げます: 藤原経清の最期: 厨川の戦いでの経清の死は、ドラマの初期における最も衝撃的な瞬間の一つです。経清は源頼義に対して「豚」と罵倒し、その直後に瀬田剛介によって切れ味の悪い刀で首を切られ、絶命します。このシーンは、経清の強い意志と奥州への愛を象徴しています。 藤原清衡の野望: 清衡が奥州独立国家の夢を実現する過程は、第二部の中心的なテーマです。彼の野望と戦略が描かれ、奥州の覇者としての地位を確立する姿は、視聴者に強い印象を与えました。 藤原泰衡の逃避行: 最終話での泰衡の逃避行と昇天は、ドラマのクライマックスを…
『炎立つ』は、1993年7月から1994年3月にかけて放送されたNHKの大河ドラマで、奥州藤原氏を描いた作品です。音楽は菅野由弘さんが担当され、ドラマの重厚な雰囲気と歴史的背景を色濃く反映した作品となっています。特にオープニングテーマは、ドラマの壮大なスケール感を表現する力強いメロディで知られています。 また、『炎立つ』の音楽集は、ドラマの第2部、第3部からの音楽を収録しており、奥州藤原氏の夢とロマンが溢れる勇ましいテーマ曲や、戦乱の世ならではの悩みや悲しみなど登場人物の心理が描かれた繊細な音楽が収められています。これらの音楽は、ドラマのバックで聴くよりも一層クリアに真に迫って聴こえると評され…
『炎立つ』のロケ地は、岩手県奥州市にある「歴史公園えさし藤原の郷」です。この公園は、1993年に開園し、大河ドラマ『炎立つ』の撮影用に造られた大規模なオープンセットを、撮影後に歴史公園として公開したものです。 公園内には、平安時代を再現した建物が多く、約20ヘクタールの敷地には、藤原秀衡の居館を想定して再現した「伽羅御所」や、政治を司る「政庁」など、大小約120もの建物があります。また、この公園は他の多くの歴史ドラマや映画のロケ地としても使用されており、日本の映像文化にとって重要な施設となっています。 訪問する際は、平泉の世界遺産などと合わせて観光するのもおすすめです。公園は広いので、全てを回…
『炎立つ』の撮影には多くの興味深いエピソードがあります。以下はその中のいくつかです: 渡辺謙と村上弘明が主演を務め、平安時代から鎌倉時代にかけての奥州藤原氏の物語を三部構成で描いています。 撮影は、岩手県奥州市にある「歴史公園えさし藤原の郷」で行われ、このオープンセットは撮影後もテーマパーク兼撮影所として利用されています。 ドラマは、大河ドラマ史上初となる年をまたいで放送された作品で、それまでの暦年制から変更された試みでした。 里見浩太朗と西村晃は、かつて『水戸黄門』でも共演しており、撮影の休憩時間に里見が西村に対して「ご隠居、江刺は初めてですか?」と声をかける場面もあったといいます。 第一部…