筆者は,現代小説は読まないし,映画も映像技術の革新を確認する以外は観ない。まして,マンガ,アニメ,ドラマ,特に歴史モノや戦争モノは観ない。スポーツも個人の能力を競う競技は観るが,団体競技は観ない。演劇,芝居,話芸なども観ない。ゲームもしない。マネーゲームもしない。 基準となっているのは,造り物か真実か,というところである。 芸術や文化は,国民の感性の幅を広げるためには,教育と並んで重要だと思っている。運動やスポーツも,自分の能力に挑戦し伸ばして行こうという心づもりは,教育的な価値もある。国民の生活が安定し,気持ちや時間の余裕のできた戦後の高度成長期には,心の豊かさを育てるという意味でも重要な役…