漢書

乞食飯牛 今回は乞食飯牛（きっしょくはんぎゅう）です。 非常に貧しく身分が低くても大きな役目を果たすことが出来ること、です。大変低い身分を指すこともあります。 この言葉のどこから「大きな役目」が出てきたの？ 古代中国の春秋時代の「秦」の宰相になった「百里奚（ひゃくりけい）」が大変貧しく、苦しい時が長かったのですが最後は大きな働きをしたことがこの言葉の故事です。 へー。 出典は「漢書」でした。

大味必淡 今回は大味必淡（たいみひったん）です。 そのままの純粋な味が一番素晴らしい。ということです。 そんなの好みだよ、にわとりさんは醤油とソース大好き派だから。 かえるさんも塩かけたら、だいたい美味しいと思う派です。 なんか意見がそろっちゃうのも、貧乏舌っぽいなぁ。 この言葉としては、味の濃いものは結局飽きちゃう、みたいな感じです。 言わんとすることは判るけど。 出典は「漢書」でした。

叢軽折軸 今回は叢軽折軸（そうけいせつじく）です。 小さなものでもたくさん積み込めば車軸が折れる可能性がある、という言葉です。 小さく見えるものでも、たくさんある時は見くびってはいけない、と言う感じかな。 そうです。まあ、良いだろうこの位、という油断が人生を狂わせるのです。 何でも甘く見てはいけない、って確かに大切なことかもね。 そうですね。 出典は「漢書」でした。

煩言砕辞 今回は煩言砕辞（はんげんさいじ）です。 長々と退屈な言葉、無駄に細かい言葉。ゴシップのようなものも指します。 ゴシップは楽しいじゃん。 まあ、煩わしい、感じを、くだらない、と言うようなことでしょう。 基本的には、無駄に細かくて、判りにくい言葉、のような意味ですね。 へー。 出典は「漢書」でした。

摽末之功 今回は摽末之功（ひょうまつのこう）です。 ほんのわずかな功績のことです。 「摽」って何？ 刃物の切っ先です。転じて、小さい、些末な、という意味になります。 あ、それで、些末な功績ってことなんだ。 そうです。 出典は「漢書」でした。

耆老久次 今回は耆老久次（きろうきゅうじ）です。 年をとるまで徳のある人が低い身分にいること、です。 なるほど。まあ、昇進しない良さもあるけどね。 そうですよね、考えようですね。若いうちにお金を持つと金額ありきで仕事を探してしまったりしますからね。 やりたいこと、とお金を稼げる方だとやっぱりお金も魅力あるよね。 まあ、人それぞれでしょうが、自分の能力を使える仕事が一番体に良い気は致します。 出典は「漢書」でした。

解甲帰田 今回は解甲帰田（かいこうきでん）です。 装備を外して田んぼに戻る、ということで、軍を辞めて故郷に帰る意です、解雇される意味もあります。 「解甲（かいこう）」は鎧を解く、ってことだね。 「解甲（かいこう）」は「淮南子」の言葉です。 「帰田（きでん）」は農業に戻るってことか。 「帰田（きでん）」は「漢書」の言葉です。 仕事を辞めて故郷に帰る、ようなイメージの使い方も出来ます。 なるほど。 「解甲帰田（かいこうきでん）」の出典は「清官外史」でした。