たぶん 美輪さんの著書がきっかけで寂聴さんに辿り着いたのだな 対談でのお二人のやりとりが印象的で 人としてどっかり腰を据え あらゆる世界を観ておられるような 生きてこられた歴史を振り返るとその重みに少々のことでは 私なぞ太刀打ちできないから なかなか小説なども手にできぬまま 時折 週刊誌の講話を拝見することだけが 寂聴さんとの接点で かすかに距離を縮めることだった 雲の上の人 そう意識しつつも どこか近しい感覚もあり なんの根拠もないけれどお目にかかれる気がしていました でも それはもう かなうことはないんだね 利他 人は人のために生きる 作者:瀬戸内寂聴,稲盛和夫 小学館 Amazon 臆病…