一年の歌舞伎座興行で、唯一「大」の冠が付かない八月の納涼歌舞伎。平成と改元されたばかりの頃に、亡き勘三郎と三津五郎が始めて大入り。それが毎年の恒例公演となって現在迄時の花形役者を中心とした興行として受け継がれて来ている。芝翫の世代が卒業した後は幸四郎と猿之助が中心となって上演して来たが、猿之助がああ云う事となり、幸四郎は去年あたりから脇に廻る機会が増えていて、そろそろ卒業かもと思わせる。巳之助や右近を始めとして、染五郎や團子・辰之助などの若手花形も育って来ており、今後はその世代が中心となって上演されて行くのであろう。入りも満員に近い感じで、頼もしい限りである。ただ今年は大和屋が参加しているので…