よく書店に対する評価として、「選書が良い」という言葉が使われることがあります。 最近、この言葉をネットや様々な記事で見かけると、胸にモヤモヤっとしたものが出てくるんです。 書店の店主が選書する際、そこには店主の好みが強く反映されることが多いと思います。当たり前のことではあるのですが、本の好みは店主によって異なるし、お客様の好みも人それぞれ違う。そこで、お客様がここは選書が良いと思う時って、自分の好みの本が多く置かれている時なのではないかと思うんです。 5月末で一旦根城のお店は閉じるのですが、移転先で営業する際は、本の数を減らし、自分なりの選書で、自分なりに厳選して置こうと思っています。現在当店…