狂つた一頁 衣笠貞之助監督作の『狂つた一頁』を観ました。 精神病院を舞台に病棟の小使と患者たちを描いたサイレント作品です。 ウィキによると日本初の前衛芸術映画のようで、ドイツ表現主義などのヨーロッパの最先端芸術活動より影響を多大に受けているそうです。 私は『カリガリ博士』を観たことがないので影響については何とも言えませんが、作中に現れたぐにゃ~っと顔や人物が歪んだりする表現などにその影響が現れているのでしょう。 そのような前衛表現にじめっとした湿度が高い日本的な質感を思わせる映像に私はリングに出てくる『呪いのビデオ』を思い出しました。 『呪いのビデオ』を製作された方は本作から影響を受けたのだろ…