モロトフ・リッベントロップ協定 The Molotov-Ribbentrop Pact
1939年8月23日に締結。独ソの不可侵と一方が第三国へ参戦した場合の中立を定めた。また秘密議定書ではポーランドなど東欧諸国の分割が決定された。
これを受け、日本では平沼内閣が「欧州情勢は複雑怪奇」と言葉を残して総辞職した。
ロシアによるウクライナ侵攻から1年以上が経過しました。ウクライナへの軍事侵攻 *1 に関してプーチン大統領はあれこれと大義名分を掲げていますが、もう少し時間を遡って歴史を眺めてみると、別の側面が見えてきます。 ポーランド・ソビエト戦争 ウクライナ人民共和国軍の参戦 ワルシャワの戦い、ヴィスワ川の奇跡 ベラルーシ、ウクライナ西部をポーランドに割譲 独ソ不可侵条約と秘密議定書 独ソ両国によるポーランド侵攻と領土分割 ポーランド侵攻に関するソ連の大義と現実 大義なきバルト三国併合 脚注・コメント ポーランド・ソビエト戦争 第一次世界大戦が終わった後の 1919 年 2 月から 1921 年 3 月に…
毎年8月15日、様々なイベントが行われる。この日はわたしたち日本人にとっての「終戦日」。「この日をもって戦争が終わった日」と考えている。そして「北方領土問題」がある。終戦日以降に領土を奪われた、なので返して欲しい。そう願っている人が大半である。ところで、この「1945年8月15日」は不思議な日である。いったい、どういう日なのだろうか。次の流れでみていく。・ドイツとソ連の関係、独ソ不可侵条約・独ソ戦・ソ連の連合国入り・ソ連対日参戦・ポツダム宣言受諾日と調印日・国際法上の大東亜戦争の終結日・国際法上の大東亜戦争の終結日・~1952年4月28日の条約締結前までの期間は何か?・まとめ ■ドイツとソ連の…
きのうの映画『ミスター・ランズベルギス』について補足。 独立を宣言するランズベルギス。 ランズベルギスがソ連に独立を迫った時に前面に押し出したのが、独ソ不可侵条約の秘密議定書だった。「独ソ不可侵条約」とは1939年8月23日にナチス・ドイツとソ連の間に締結された不可侵条約で、激しく対立していたはずの2国が手を結んだことは世界を驚かせた。 不可侵条約に署名するモロトフ外相。後列右から2人目が上機嫌のスターリン。(wikipedia) 日本は当時ノモンハン事件の最中でソ連と戦闘を行いつつ、日独同盟の締結交渉中で、平沼騏一郎首相は「複雑怪奇な新情勢」に衝撃を受け内閣は総辞職した。 問題はこの条約と同…