ためらわないで、寝てしまえばよかったのに、夜も更けて沈んでいく月を見てしまった。百人一首59 赤染衛門 やすらふ【休らふ】 たたずむ しばらく滞在する 休む ためらう 解説 <自動詞・ハ行四段活用> 立ち止まる、たたずむ。 しばらく滞在する、とどまる。 休む、休息する。 ぐずぐずする、ためらう。 たたずむ 『蜻蛉日記』 「さらば、同じくは、けふ出でさせ給へ。やがて御供つかまつらむ。まづは、この大夫の、まれまれ京に物しては、日かげかたぶけば、山寺へと急ぐを、見給ふるに、いとなむゆゆしき心ちし侍る」などいへど、気色もなければ、しばしやすらひて帰りぬ。『蜻蛉日記』 現代語訳 「それなら、同じことなら…