自動車、鉄道、高層ビル、そしてエネルギーを運ぶパイプライン。私たちの現代社会を形作るあらゆる産業の根幹には、常に「鉄」が存在します。この鉄という素材を、世界中のサプライヤーと需要家との間で結びつけ、巨大なサプライチェーンを動かすプロフェッショナル集団、それが「鉄商人」です。 今回は、日本を代表する総合商社・三井物産の鉄鋼事業を担う中核企業、三井物産スチール株式会社の決算を分析します。官報に示されたのは、年間売上高2,800億円超、当期純利益約58億円という、その圧倒的な実力。三井物産グループのDNAである「挑戦と創造」を胸に、鉄鋼という伝統的な産業の中でいかにして価値を創造し、未来を拓いている…