月曜日、 三浦しおんさんの小説『舟を編む』(2011年 光文社)。 宮崎あおいや松田龍平がメーン出演者となって映画化もされた、超有名小説だ。 この小説の中で、松田龍平は辞書編集部の一員として働く。 特徴的なのは、辞書編集部の人達が、どうやって日々新しい言葉、それから定義に出会っているかを、「用例採集カード」を用いながら、ユニークに、かつ印象的に描いている点だと思う。 何気ない日々の中に、新しい言葉や定義、使われ方が眠っている。 気づいた時に、すぐにメモが出来るように持っておくもの、それが「用例採集カード」だ。 なぜこのエピソードを想い出したか。 それは、実はとても身近なところで、このカードのよ…