随分前にシアタークリエで、「異人たちとの夏」という舞台を見ました。演出家は「幼い頃死別したはずの、父母とそっくりな夫婦と出会う。そして、彼らとの交流の中に、無償の愛を発見していく。同時に、新しく現れた年下の恋人との間にも、深い愛情が芽生えるのを感じる。愛に包まれ、充足感に浸り、男はついに幸福の意味を知る。だが、男にそのことを教えてくれた彼らは……"異人"であった」と説明しています。 椎名桔平、内田有紀、甲本雅裕、池脇千鶴、羽場裕一といった役者さんだちの物語です。ストーリーがわからないと見えない話ではありますが私の感じたことをお話します。 人と人の間では、自分に対する相手の言葉や態度で何かを感じ…