日本の医学部教育には医療マネジメント(経営・管理)に関する体系的な講座がほとんど用意されておらず、医師がリーダーシップやマネジメントを担う場面に対応しきれていないのが現状です。しかし、医療の質向上・効率化・持続可能性を目指すうえで、医師が経営知識を身につけることは極めて重要です。 医師がマネジメントを学ぶ意味は、単なる「経営スキルの習得」にとどまらず、医師がマネジメントの知識を習得することで、医療機関全体の運営力が向上し、医療の質の維持・向上や組織全体の持続可能性が強化されると期待できます。いくつかアイテムについて説明します。 1. 医療現場におけるリーダーシップ 医師は診療だけでなく、多職種…