最近に購入して、いまもちびちびと読んでおりますのは、今月に河出文庫か ら新刊ででました若島正さんの「盤上のパラダイス」であります。 英文学の若島さんは、その一方で詰将棋作家としても著名でありまして、この 文庫新刊は、詰将棋に関するものです。 当方は将棋といえば、駒の動かし方を知っているだけでありますが、それで も若島さんの詰将棋ものということで、興味津々でした。 ページをめくりますと、当然のこと詰将棋の問題がでてくるのですが、そこの ところはスルーして、ちょっと風変わりな詰将棋愛好家の人物スケッチを楽しん でおります。 この本の元版は将棋愛好家に人気のあるものらしく、当方がこの文庫本を話題 に…