はしご酒(Aくんのアトリエ) その五百と六十四 「ケンコウテキ ナ キドアイラク ノ スゝメ」 こんな私でも存じ上げているバレエダンサーがいる。とはいえ、彼がヨーロッパでバリバリ活躍されていたのは、もう、随分と昔のことだ。それでも、今も尚、彼の存在感も発信力も影響力も絶大で、この国の、いや、この星の、バレエ界のレジェンドの一人と言っても過言ではないだろう。 そんな彼の、何気なく発せられた言葉が、この国のピーポーたちの弱点を、ズバリ、射抜いているように思えて、なんとも気持ちがいい。 その、気持ちがいい言葉とは。 「ソレが健康的なモノであるなら、喜怒哀楽を出す。我慢などしない。コンプライアンスばか…