今回は身近なお金にまつわる話。 私は、投資(正確には、投機目的の株や不動産の売買および仮想通貨)は、資本主義の大きな落とし穴だと考えている。 なぜかというと、それらは実態あるモノにお金を流さず、実態が無い虚構にお金を流す行為だからだ。 資本主義というのは、お金という『万能の引換券』によって回っている。 お金は、モノと引き換えるからこそ価値がある。 だが、お金それ自体に価値があると思いこんで、お金を使ってお金だけを増やそうとする行為というのは、モノと無関係になる。 本当ならモノに支払うべきお金を、仮想通貨などの虚無なものに注ぎ込むとどうなるかというと、実態の市場からお金が減る。 すると減ったぶん…