西武ライオンズが西鉄ライオンズ時代からシーズン最多敗戦記録を更新した。西武ライオンズとなってから【パ・リーグの王者】というイメージが強かったが、90年代後半から福岡ダイエーホークス(福岡ソフトバンクホークス)の台頭もあり近年は【王者】の姿は身を潜めている。1950年代に九州の西鉄ライオンズを常勝チームに作り上げた三原脩監督、そのクライマックスはなんといっても1958年(昭和33年)の日本シリーズだろう。3連敗のあとの4連勝で生涯のライバル水原茂率いる読売巨人軍を倒し日本一となった。その日本シリーズでMVPに輝いた西鉄ライオンズの稲尾和久投手を翌日の新聞は【神様・仏様・稲尾様】と稲尾を表現した。…