現在、中東情勢の緊迫化により、世界は再びエネルギー発のインフレリスクに直面しています。1970年代の二度のオイルショック時、各国が下した決断は、その後の国運を決定づけました。 1. 第1次オイルショック(1973年〜):パニックと「政治の度量」 第4次中東戦争により原油価格が4倍に急騰。日本は「狂乱物価」の嵐に飲み込まれました。 日本の逆転劇:田中角栄と福田赳夫の「野合」日本は当初、田中首相の列島改造論による過剰流動性でインフレが加速していました。しかし、田中首相は、政策理念が真逆の宿敵・福田赳夫をあえて大蔵大臣に据えます。「この火を消せるのはあんたしかいない」という、私怨を超えた適材適所の決…