桜庭一樹による小説作品。第138回直木賞受賞作。 『別冊文藝春秋』にて2006年9月号(265号)〜2007年7月号(270号)にかけて連載。 熊切和嘉監督によって浅野忠信、二階堂ふみ主演で映画化。2014年に公開予定。
竹中花は9歳のとき、町を襲った大地震による津波で家族を亡くし、親戚に当たる腐野淳悟の申し出によって引き取られた。それ以来、花は淳悟と離れないと決意したのだが、大人になってから美郎と結婚することになる。
私の男 (文春文庫)
引用元:filmarks.com 原作は桜庭一樹の同名小説 奥尻島を襲った津波によって家族を失ってしまった10歳の少女花(山田望叶) 浜で彷徨っているところを遠い親戚の淳悟(浅野忠信)に助けられる 地元の名士で同じく遠縁の大塩(藤竜也)が花の面倒をみようとするも、家族の欲しい淳悟は無理を言って強引に花を引き取り、17歳差の親子としてふたりの生活を始める 高校生になった花(二階堂ふみ)の様子に異変を感じていた大塩は、ある日様子を見に自宅に行ったところ、窓からふたりが抱き合っているのを見てしまう 大塩は、別の街に住む親戚に花が高校を卒業するまで面倒をみてもらう段取りをつけ、それを受け入れるよう花を…
今日は祝日ですね。令和に入って5回目の天皇誕生日。 祝日は私も娘もインコ(♀)も朝寝坊です。先日亡くなった♂インコは早起きで、休日の朝も呼びなきをしながらよく起こされました。女子三人(羽)の朝は静かで穏やかです。 私の男(読書) アマプラの映画の告知を何度か観ているし、発行された年の直木賞も受賞されているので内容はほぼほぼ知っていましたが、映画は個人的にキャストがあまり好みではなく、また、やっぱり私にも娘がいるのでなんとなく手に取るのを躊躇っていました。 私の男 (文春文庫) 作者:桜庭 一樹 文藝春秋 Amazon 映画はこちら 私の男 浅野忠信 Amazon 要は父と娘の近親相姦のお話です…
近親相姦かくあるべし、というような本だった。私はこれ読むまで別に近親相姦ものは好きでも嫌いでもなかったし、読み終わった後でも好きでも嫌いでもないが、「父と娘の近親相姦なら『こう』じゃねえとな。」と思った。 もう序盤の「匂わせ」描写がほんと~~~~~~~~~~~~~~にエロかった。エッチでもスケベでもなくて「エロい」。会社の休み時間に読んでたんだけどエロ過ぎて午後の仕事全然集中できなかった。 大まかな内容としては、災害によって孤児になった少女・花を、花の親戚筋で16歳年上の男・淳悟が引き取って親子になる。24歳の花が結婚する話から物語は始まって、だんだんと過去にさかのぼっていく、という構成になっ…
第138回直木賞受賞作であり、映画化もされている衝撃作、桜庭一樹さん著『私の男』を読んで思ったことを語ります。