どうも、ゆかりごはんです。 今週も、読んだ本の感想をまとめていこうと思う。今週読んだのは以下の6作である。 儚い羊たちの祝宴/米澤穂信 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。 「いつか訪れる儚い者へ」 ゾクゾクさせる物語を書かせたら右に出る物はいない天才作家:米澤穂信による、脳…