原題:Secret and Lies
1996年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。 監督・脚本:マイク・リー リスト::外国の映画::題名::は行
引用元:online.stereosound.co.jp 1996年のイギリス映画 主人公の母親シンシア役を務めるブレンダ・ブレッシン この作品で初めて知った、イギリスの女優のファンになってしまった そのシンシア(ブレンダ・ブレッシン)は幼い頃から貧しく、弟の世話をしながら若くして仕事を始めた苦労人 写真店を営む弟は結婚し、最近家を建て幸せそうなのに、シンシアはその人懐っこい性格からつきあってきた男性の数は多いものの独身で友達もおらず、未婚の母として娘のロクサーヌ(クレア・ラッシュブルック)と二人で暮らしている ところが、ロクサーヌにとっては細かいことにまで口を挟んでくる迷惑な母親で、口論の絶…
数年前にカンヌでパルムドールを受賞した映画。前回のブログで中上健次の『枯木灘』を取り上げた。『枯木灘』を読了して数日後に観たのが、このマイク・リー監督による『秘密と嘘』である。どちらも登場人物たちを取り巻く「複雑な血縁関係」が作品のベースになっており、立て続けに鑑賞すると両者が少しダブった。 久しぶりに良い映画を観た。ストーリーはネットに紹介されているので敢えて詳細には語らない。黒人の娘と白人の母が邂逅する話。そして、母と娘が出会った後の数日が描かれる。役者の演技も、後半の家族・親戚が揃うバーベキューのシーンも、兎に角素晴らしいのだが、実は自分が最も心を掴まれたのは、メイン・ストーリーとは関係…
こちらの映画を最近見て夫婦についてつらつら考えています。 Anatomy of a Fall 人里離れた雪山の山荘で、少年が血を流して倒れていた父親を発見し、悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。当初は転落死と思われたが、その死には不審な点も多く、妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。事件の真相が明らかになっていくなかで、仲むつまじいと思われていた家族像とは裏腹の、夫婦のあいだに隠された秘密や嘘が露わになっていく。 https://eiga.com/movie/99295/ 本当夫婦の関係って外からみてもさっぱりわからないですよね。 人間関係…
以前からずっと気になっていて、先日の機内で見た映画です。面白かったので忘れないうちに感想を書きたいと思います。 ※思いっきりネタバレありなのでご注意ください。
先日は落下の解剖学を見てきました。 gaga.ne.jp 公開当初から気になっていた作品でしたが、なかなか見に行くタイミングがありませんでした。アカデミー賞脚本賞を受賞したことで上映期間が延びたため無事劇場で見ることができました。 会話中心の法廷作品という内容だけに家で見ると気が散ると思いますので、映画館で見ることができて良かったです。 あらすじ(公式サイトより引用) 人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、…
映画タイトル: 『そして、バトンは渡された』 オススメ度: ★★★★★ジャンル: [ヒューマンドラマ]監督: [前田哲]出演: [永野芽郁・田中圭・石原さとみ]公開年: [2021年]ストーリー概要:血の繋がらない親子の絆と、それぞれの家族が抱える秘密と嘘を描いてた感動の物語です。💐主人公の優子は、これまでに4回も名字が変わり、複雑な家庭環境の中で成長してきました。一方、優子の人生に大きな影響を与える梨花は、自由奔放な生き方をするものの、愛娘を置いて姿を消します。この物語は、優子に届いた一通の手紙をきっかけに、2つの家族の物語が交差していく驚きの展開と感動な結末が待っています。レビュー:・スト…
二本目に「落下の解剖学」を観ました。 (C)LESFILMSPELLEAS_LESFILMSDEPIERRE これが長編4作目となるフランスのジュスティーヌ・トリエ監督が手がけ、 2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルム ドールを受賞したヒューマンサスペンス。 視覚障がいをもつ少年以外は、誰も居合わせていなかった雪山の山荘で起き た転落事故を引き金に、死亡した夫と夫殺しの疑惑をかけられた妻の間の秘 密や嘘が暴かれていき、登場人物の数だけ真実が表れていく様を描いた。人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が、血を流して倒れ ていた父親を発見し、悲鳴を聞…
【2024年4月1日 追記・更新】 Netflixでおっぱい(乳首)が見たい。官能的な良作が見たい。人が愛し合う物語が見たい。エロいけど勉強になるドキュメンタリーが見たい。そんな方々のために。
映画日誌’24-14:落下の解剖学 introduction: 人里離れた雪山の山荘で起きた転落死を巡る物語を描くヒューマンサスペンス。『愛欲のセラピー』のジュスティーヌ・トリエが監督を務め、『ONODA 一万夜を越えて』のアルチュール・アラリと共に脚本を手掛けた。主演は『ありがとう、トニ・エルドマン』のザンドラ・ヒュラー、『女の一生』のスワン・アルローほか、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツらが脇を固める。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞し、第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、脚本…
噓があふれた世界で (新潮文庫 し 21-109)作者:浅倉 秋成,大前 粟生,新名 智,結城 真一郎,佐原 ひかり新潮社Amazon秘密と嘘をテーマにしたアンソロジー。 最初の浅倉さん大前さんの2編はテーマ的に面白かったものの オチが唐突に感じて長い話で読んでみたかったかな。 杉井さんは短くてもうまくまとまっている。 D
第76回カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得後、SNSでも話題になっていたフランス映画『落下の解剖学』を先月鑑賞。 カンヌのノミネート作品はいくつか観たが、パルムドールを取っているだけあり、ぶっちぎりで本作品が素晴らしかった。 先日発表された第96回アカデミー賞では納得の脚本賞受賞。会場ではメッシ(犬)が大人気だった様子。 『落下の解剖学(Aanatomy of a fall)』 ポスターはいくつかあるが、これはサスペンス感強い ABOUT THE MOVIE | 映画『落下の解剖学』公式サイト より、あらすじ これは事故か、自殺か、殺人かー。人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事…
「落下の解剖学」場面写真 第96回アカデミー賞の脚本賞を「落下の解剖学」のアルチュール・アラリとジュスティーヌ・トリエが受賞した。 【動画】第96回アカデミー賞で脚本賞を受賞した「落下の解剖学」予告編はこちら 「ソルフェリーノの戦い」で知られるトリエが監督も務めた本作は、人里離れた雪山の山荘で男が転落死した事件を軸に、夫婦の秘密や嘘が暴かれていくヒューマンサスペンス。当初は事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障害のある11歳の息子だけ。事件の真相に迫ると、登場人物の数だけ真実が現れる。 「関心領域」のザンドラ・ヒュラーがサン…
久しぶりの映画。 ジュスティーヌ・トリエ監督作、これ去年のカンヌのパルムドール受賞作だったのね。 gaga.ne.jp 人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ<真実>が現れるが──。 うまく作られてる。最初の場面ですでにちょっとイライラさせられるのよね、爆音の音楽と話題をずらし続けられる会話によって。サンドラに対して負の印象から入り、彼女が夫を殺したのでは?と疑う側の目線に自然と立たされるよ…
「落下の解剖学」Anatomie d'une chute監督:ジュスティーヌ・トリエ主演:ザンドラ・ヒュラー <あらすじ> 人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家であるドイツ人の妻サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障害のある11歳の息子ダニエルだけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露されていく――。
今週のお題「大発見」 こんにちは、ぽんです いつも訪問ありがとうございます 今回は『search/#サーチ2(邦題)』の感想・レビューです どうやら1もあるらしいのですが、あまり意識せずに見始めましたが、かなり没入感があって楽しかったです まさに、はてなブログさんの今週のお題である「大発見」ふさわしい、大発見しまくりの映画でした そこまで出血が多かったりとグロテスクなサスペンスではなく、日常に近いところにあるサスペンスで臨場感が何よりもある作品でした これは1も見てみないとな〜と思わさせれました あなたの生活ももしかしたらどこかでハッキングされているかもしれませんね? それでは、どうぞ! 『s…
原題は「Anatomie d'une chute 」(落下(転落)の解剖) 第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール 第81回ゴールデングローブ賞で脚本賞と非英語作品賞を受賞 第96回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネート 人里離れた雪山に立つフランスの山荘で男の転落死体が見つかり 発見者は彼の11歳になる盲目の息子 死因は頭部の殴打による傷 外部からの侵入者はなく、当時家にいた妻に容疑がかけられます 男は妻に殺されたのか、それとも自殺か事故なのか それから1年以上裁判が繰り返され ふたりの夫婦生活が明らかになっていくというもの 「推定無罪」(1990)のような、どんでん返しもオチ…
『落下の解剖学』 (Anatomie d'une chute) [2023年フランス] 人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見し、悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。当初は転落死と思われたが、その死には不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカをしていたことなどから、妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。息子に対して必死に自らの無罪を主張するサンドラだったが、事件の真相が明らかになっていくなかで、仲むつまじいと思われていた家族像とは裏腹の、夫婦のあいだに隠された秘密や嘘が露わになっていく。監督はジュスティ…