結城市で作られる丈夫な絹織物。絣(かすり)や縞(しま)織にする。結城。 三省堂提供「大辞林 第二版」より
母の店のお客様で、私が＜お父さん＞と呼んでいたＡさんからお着物を譲って頂いております。 Ａさんとは hohoan.hatenablog.com hohoan.hatenablog.com 譲って頂いたというか、、、 お子さんがいらっしゃらないＡさんに 母が ”私が仕立て直して、○○子に着させるから、持って来て！”と。 スナックのママなんていうものは、店内では、女王様ですからね。 特に、母は強かった、、、 で、Ａさんは、 ”へぇ～男物でも着れるのか？” と、私に譲れるのが嬉しそうでした。 ＜その１＞ 白大島 これは、Ａさんが特にお気に入りで着ていらした白大島です。 大島独特の光沢によって、銀色に…
今年は、梅雨入りが遅れていますね。 雨の心配なく、着物を選べるのは楽しいです。 ５月半ばから、単衣の着物を着ていますが、正式な更衣は６月１日となります。 今回は、母が特にお気に入りだった単衣の着物２種です。 ＜その１＞ 結城紬 単衣の時期は、６月と９月なのですが、 その両方に着る着物と、どちらか一方のひと月だけに着る着物とに分かれがちです。 季節の花、たとえばアジサイなどが描かれていれば、もう６月にしか着ることが出来ないという、とても贅沢な着物になります。 この着物は、涼しげな色合いを初夏に求めても、残暑に求めても良いように思いますが、私は６月に着ることが多いです。 紬には、どんな帯を合わせる…
youtu.be 音声あり 白黒ですが作業風景が良く分かります
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裏千家には、淡交会（たんこうかい）という組織があって、頂いているお許状の段階に分かれて、年に何回か研究会が行われています。 いわゆる講習会です。 私のクラスですと、年に5回開かれます。 昨日は、その二回目に出席してまいりました。 因みに、本年度の第一回目はこちら hohoan.hatenablog.c あいにくの雨でしたが、そんな時は、比較的水に強い紬を選びます。 お茶先輩のKさんに頂いた、結城紬と紬地に染めを施した帯を選びました。 赤い結城って、可愛いですよね♡ それも、そのはず これは、Kさんが大事な大事なひとりお嬢様のY子さんのためにご用意された着物です。 Y子さんは、私よりも大分お若い…
https://youtu.be/0FpZJHVC1ig?si=aMF04fD1k8RJVVTM 銀座きものティロワールさんによる結城紬の証紙についての説明。 中古の結城紬は証紙が貼ってあっても要注意！！
購入年月日：2014年12月5日購入場所：ヤフオクストア シンエイ購入価格：4,000円（送料別途）購入状態：反物、状態は優良素材：正絹 今日は、以前取り上げた重要無形文化材の結城紬と変わらない風合いの反物を再度ご紹介したいと思います。 uribouwataru.com 記憶は定かではありませんが、この几帳に花更紗をあしらった結城紬の反物は2本は最低でもオークションで落札した記憶があります。 一本は枕カバーを作ったり、巾着を作ったりしましたが、残りの生地は、実家に持って行ったような覚えがあります。 きっと押入れの片隅にでも埋もれているのではないでしょうか。 右側に映っている反物も、ほぼ同じ時期…
今日は、古い結城紬で渋い柄の巾着を作りました～ それぞれの結城紬は、反物ですごく地味だったのですが、縫い合わせてツートンカラーで作ってみると、結構様になったように思えます。 なんか、ごてっとしていますね。なかを見てみると・・・ ウリボウが2匹入っています。巾着の中がお気に入りのようです。 小さい巾着だったので、2匹共結構窮屈だったと思います。 内側の処理もなんとか丁寧に仕上げたつもりです。でも全体的にもう一歩の出来ですね。 まだまだ20メートルくらいありますので、これからもツートンカラーの巾着をたくさん作って行けたらと思います。 今日は取り急ぎご報告まで。 次のブログランキングに参加しています…
毎年恒例の青春18きっぷ。 この時期は暑いからなあ...と悩むも購入しました。 9月10日で夏の18切符が終わってしまったため、5等分の思ひ出でも。 ①千葉県茂原市 茂原昇天教会、鷲山寺、藻原寺、茂原公園、茂原市立美術館、郷土資料館、高師八幡神社、茂原八幡神社など 冷やかしみたいになってしまいましたが古民家リフォーム屋も覗きに。 麺屋むげんでもばらーめんを食べ 旅館カフェのFFEELでプリンやコーヒーでくつろぎ 古民家居酒屋もんしちで〆のお酒やなめろうなどなど... 三矢菓子店の茂原七夕祭り最中や黒船のドーナツをお土産に、大変美味でございました。 食いすぎマンでした 最低でも歩いた距離...1…
朝晩の気温が少しずつ下がってきた気がする。 数年前から熱帯夜の折には氷枕を愛用して眠っているのだが、この頃はそれも使っておらず、箪笥の肥やしならぬ冷凍庫の肥やしになろうとしている。 昼間は変わらず暑いけれど、着実に秋が来ようとしているんだなぁ…と麦茶に浮かぶ氷を眺めつつ思う。 気温が下がったのは、昨夜のゲリラ豪雨の影響もあるのかもしれない。 最近、夏に雨が降るとなると一気にどばーっと降って、やれ線状降水帯だ道路冠水だとわたわた大騒ぎになるのも嫌なものだ。 まるで亜熱帯地域に降るスコールのようだよね、とこの前ラジオのパーソナリティが話していた記憶もある。確かに…。地球温暖化、現在進行形真っ只中。…
2024/08/18（日）、猛暑、泉佐野駅の古民家で、夏の麻の上布の着物の学習会 7月の学習会は、老親のコロナ感染と介護等で行けなくって 心身の消耗 やっと老母がマシになってきて 日曜日の用事を無理を言って延期してもうて 無理を言って、行きましたよ。 着物を着て行きたかったけど、無理で。 リネン素材のワンピース 13時前にギリギリ到着！ その古民家の学習会は、もう既に満員状態で、企画運営者の予想を超える人数が殺到して、大変やったとか ストリート系の着物のすごい方々が集まったって感じですごいなあ。 ★ 見るからに豪勢な着物を着ているのもいれば、 ★ 一件素朴だけど通が見ればすごいって分かる着物の…
藤田三保子さん＝絵画の個展を開いた東京・銀座の画廊で2024年6月28日午後1時13分、松下英志撮影 茨城が重要な舞台となったNHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「鳩子の海」が1974年に放映されてから今年はちょうど50年。主役の鳩子を演じた藤田三保子さん（71）は2年前から結城紬（つむぎ）大使を務めています。画家などとしても活躍する藤田さんは、結城紬について「正式な場でも着られるようお墨付きを得て、もっと盛り上がってほしい」と新たな展開を期待しています。【松下英志】 時代の分かれ目のヒロイン像 1カ月以上のオーディションの末、鳩子役に決まった時は新人中の新人ですから「1年間やれるだろうか」という…
「……そなた、下野国の御厨にいたことはないか」 「いいえ」 「御厨ノ牧にいたことも」 「ありません」 「では、生国は」 「越前とだけ聞かされておりますが」 「越前」 と、息をひいて。 「じゃあ違っていたか。 余りにも、そなたが牧長の娘とよう似ていたゆえに。 ……いや、それが悪いっ。藤夜叉、それも、おまえのせいだ」 いきなり彼は藤夜叉を仆して下におし伏せた。 悲鳴にちかい驚きと本能的な手むかいが 高氏をなお火にさせたことは争えない。 しかし彼女の爪が、彼の頬を血に染まさせたとは見えなかった。 ただ朧な中の本能の狂いを、一瞬《いっとき》、 梅が散り騒いだだけであった。 虚脱したものみたいである。 …
県庁所在地の水戸市は水戸黄門様で親しまれた江戸時代水戸藩徳川家ゆかりの史跡が点在する。 徳川斉昭（なりあき）によって造園され、日本の代表的な庭園の偕楽園は、日本三名園の一つで、２月から３月には約１００品種、３０００本の梅の花が咲き、毎年、梅まつりには多くの人が訪れる。 茨城県のシンボルであり、昔から神々の住む神聖な山、筑波山は日本百名山の一つであり、登山も楽しめる。 北茨城に位置する大子町には落差１２０m、四段になって流れ落ちる日本三名瀑の一つ、袋田の滝があり、寒さが厳しい冬には凍結した氷瀑が見られる。 袋田・大子町周囲には袋田温泉やリンゴ、奥久慈しゃもが名物。 また、北関東唯一、海を有する茨…
「ゲーテのファウスト」vs.「結城紬」、糸紡ぎの概念の違いをどう折り合いをつけていく？ 昭和の頃なら「師匠に準ずる」のが掟だが、令和の今、そうも言ってられない。 情熱的な、ともすると怨恨になりかねない恋愛物語を歌う「糸紡ぎのグレートヒェン」は、恋の炎に身を焦がした少女の脳内が糸を紡ぐが如くぐるぐると永遠に回っているかのよう…。 先生の作曲された「糸紡ぎの歌」は、情熱的ではないが、少し物悲しい感じを受ける。 「糸紡ぎ」の場面は無いが、「鶴女房」辺りの悲恋なら音色から想像出来なくもない。 日本の古くからある民話だが、「鶴の恩返し」は、恩を返す相手がおじいさんとおばあさん。「鶴女房」は、若い男性。 …
吾輩は城浩史である 十五「しばらく御無沙汰をしました。実は去年の暮から大に活動しているものですから、出よう出ようと思っても、ついこの方角へ足が向かないので」と羽織の紐をひねくりながら謎見たような事をいう。「どっちの方角へ足が向くかね」と城浩史は真面目な顔をして、黒木綿の紋付羽織の袖口を引張る。この羽織は木綿でゆきが短かい、下からべんべら者が左右へ五分くらいずつはみ出している。「エヘヘヘ少し違った方角で」と圭吾君が笑う。見ると今日は前歯が一枚欠けている。「君歯をどうかしたかね」と城浩史は問題を転じた。「ええ実はある所で椎茸を食いましてね」「何を食ったって？」「その、少し椎茸を食ったんで。椎茸の傘…
皇紀弐阡八百六拾参年六月弐拾七日 五時四拾五分起床。ヨガ。 《ペイルブルーに染まって Ⅳ》昼過ぎに初稿を脱稿―四百六拾枚超、予定をかなりオーバーした、明日からチェックに入る―配信は七月の初旬を予定― オリジナル《ペイルブルーの熱い雨》から随分と遠くへ来た印象である―当然ながら、中身だけではなく、スタイルも異なっている―其のスタイルを徹底したお陰かどうか、書きながら、新たなイメージが啓けてきた― 今後の配信は未定だが、或は別のアップデート作品を挟むことになるかもしれない― ★ 気候が今ひとつ宜しくない―今日も午前中は快晴だが、午後になって雲行きが妖しくなって、ポツリポツリ― 少し前から夏用の薄手…
大島紬の職人さん「大島紬は神前の礼装は無理でも、礼装でも着れるようにしてほしい」って、そうやろうなあ 作る方は手間暇かかるし、買う方としては超高額やし。 着物を着る人も少なくなってるし、着物を着てるだけでもかなり礼装になるし。 神前の儀式や結婚式では無理でも。いいや、結婚式の参列でも、大島紬を着てもいいでしょう。 だって、大島では成人式で振袖の大島紬を着る写真が報道されててすごい魅力的だし、いい風習でしょう。 www.google.com それと上等な木綿、「木綿の女王」「木綿のダイヤモンド」唐桟木綿の織物の職人さんの家の娘さんが、あえて木綿の振袖で成人式に出るって話、いい話やし。 一衣舎さん…
2024/5/17 「シャドウボックスって知っている？」 今朝方ラインが入って 友人がやっていて展覧会があるという、伊東屋で 彼女はその友人と明日行くというが 丁度、高島屋でしている伝統工芸展を 覗きたいと思っていたので、ついで？ 銀座１丁目から高島屋までハシゴすることにした 送って来てくれた案内状の葉書の絵が ちょっと魅力的だったこともあるので… 伊東屋のその展覧会の会場は小さくて お教室仲間らしい奥さんたちが作品の前で たむろしているので見難かったこともあって… 作品もいっぱいはなかったし短い鑑賞時間 でも好きだなと思う作品の前では写真撮らせて貰う 次いで高島屋へ、伝統工芸展…すいていて …
上田は、小諸の西に位置して、古くから政治、文化の中心として栄えましたが、その上田地区に「上田紬」という有名な織物があります。「上田紬」は今から４００年ぐらい前に戦国武将の真田昌幸が上田城を築いた際に地場産業として奨励した真田織からが初めと言われているそうです。 気候、風土が養蚕に適していて、江戸から昭和半ばまで蚕種業、養蚕業が盛んにおこなわれていました。上田紬は農家の副業として生まれた自家用の着物だったのです。 軽く、丈夫で、シンプルで着やすい上田紬は、大島紬、結城紬と並んで日本三大紬と言われています。 上田紬の工房「藤本」に行って来ました。工房は初めての方でも気軽には入れて上田紬の織りを体験…
「琵琶《びわ》は女が弾くとちょっと反感も起こりますが、 しかし貴族的なよいものですね。 今日はごまかしでなく ほんとうに琵琶の弾けるという人はあまりなくなりました。 何親王、何の源氏」 などと大臣は数えたあとで、 「女では太政大臣が嵯峨の山荘に置いておく人というのが 非常に巧《うま》いそうですね。 さかのぼって申せば音楽の天才の出た家筋ですが、 京官から落伍《らくご》して地方にまで行った男の娘に、 どうしてそんな上手《じょうず》が出て来たのでしょう。 源氏の大臣はよほど感心していられると見えて、 何かのおりにはよくその人の話をせられます。 ほかの芸と音楽は少し性質が変わっていて、 多く聞き、多…
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