驚き、と表現するほかない路地裏のいぶし銀和菓子屋さんの暖簾をくぐった。 百の言葉よりも、まずは季節の上生菓子たちをご覧いただきたい。 前職の活字メディアにいたときから、人形町は大好きな街で、夜も昼も居酒屋、料理屋、洋食屋、喫茶店、和菓子屋・・・と随分ブラ歩きした。 このブログを書くようになってからは和菓子屋中心に変化したが、人形町の主な店は大体食べつくした、と思っていたが、大間違いだった。 思い込みに付ける薬はない。 「御菓子司 東海」を見落としていたとは。 このあたりは何度も通ったはずなのに。 路地裏に昭和のセピア色の小さな店構え。 どこか京都の渋い和菓子屋さんのような。 タイムスリップ感。…