40年程度生きてれば、だいたいこれくらいのことをやればこれくらいの結果になるだろう、という経験則が蓄積し、それによって人生がうまい感じに運営できるようになる。年齢を重ねるというのは、そういうものである。 どれくらい蛇口をひねれば、手を洗うのに十分な水が出てきて、なおかつ水の勢いが強すぎて周りがびしょびしょにならずに済むか。 どれくらいの強さで車のアクセルを踏み込めば、いい感じの発進速度も得られてかつ危険もないか。 どれくらいの雑さで友人をおちょくれば、相手はブチギレずに、笑いにつなげられるか。 好きな女性に、どれくらいの距離感で近づけば、付き合える可能性を上げ、かつ、失敗したとしてもキモいやつ…