今朝教えていただいた、禅の言葉。 胡来胡現:漢来漢現胡来れば胡現ず : 漢来れば漢現ずこきたればこげんず:かんきたればかんげんず『正法眼蔵』「古鏡」の巻 の言葉。 胡というのは、胡人。ウイグル、モンゴル、トルコ系など中国から見て西の人。中国から見れば、自分たちの土地にやってくる異邦人。 漢というのは、漢人。中国の人。 春秋時代などは、漢人と胡人で、政権が交代したり、三つの国を作ったり、南北で国を分けたりした。 古鏡は、胡人がくれば、胡人を映す。漢人がくれば、漢人を映す。ただ、さっと姿を映すのであって、鏡は何も考えない。そのままの姿が映る。そこに、むさくるしいとか、野蛮だとか、賢いとか、そんなも…