思いつきは悪いのに、端的にまとめることもできない。どっちにしろ表現には向いてないなぁと常々思ってきた。延々と続くアートにときめくことも多いが、研究するには気が短すぎる。止め処なさと飽き性は矛盾しているようで両立している。人が長所としてくれたところも短所だと捉え直すあたり、揚げ足取りの悪い癖が出ている。十分に自由なのだから、いっそ不自由を楽しむ心意気でいつも居られたらいいのだけれど、視野の狭さが、自分で自分を苛つかせている。事実というのは実に強固だというのに、あまり頼りにできず、夢の話ばかりメモに取っている。知らないことを知るのは楽しいけれど、年をとるほど知らなければよかったと思うことも増える。…