自分の事だけが好き。自分にしか興味が無い。 Kちゃんは、そんな子でした。 明るくて、面白くて、可愛らしくて。男女ともに友人の多いKちゃん。彼女とは趣味も合い、仲の良い友人として過ごしていました。 大学はお互いに地元を離れ、別々の所に進学したけれど、年に1,2回は会って遊ぶ仲。 彼女に違和感を覚えたのは、その頃。 大学の話、趣味の話、恋人の話。Kちゃんは楽しそうに色んな話をしてくれて、それを聞いている私もとても楽しかった。 でも。 彼女は、私の話を聞いてくれませんでした。 Kちゃんが話し終えて、私が「私も聞いて欲しい事があってね」と話し始めると彼女は「うんうん」と言いながらスマホを開き、私の話が…