天風録アラスジ 岸田文雄首相は「黄金の3年」を手に入れたが、その半分が過ぎ、低迷する支持率と裏金問題への対応に苦慮している。 衆院3補選の全敗は国民の不満や怒りが表れた形で、6月に衆院解散の可能性や9月の自民党総裁選への動きが予想される。首相がやるべき政策を棚上げし続けるなら、不満の声がさらに強まる可能性がある。 これからの期間、首相の行動が国民の評価を左右する大きな要素となるだろう。政策の推進や問題の解決に向けた首相の努力が求められている。 また、首相が国民の信頼を回復し、支持率を上げるためには、具体的な行動計画の提示とそれに対する明確な進捗報告が不可欠となるだろう。首相が進めていくべき政策…