6月初旬の夏の気配を感じる時期に僕はイギリスに初めて渡った。その際、イギリスの伝統や文化の重みを非常に肌で感じた。それはイギリスに飛行機で降り立つ直前、空から見えた街並みの景色や、初めて目のあたりにしたイギリスの19世紀の雰囲気を残している街並みで感じられた。空からの景色はほとんどの家の屋根がベージュ系一色で統一され、街並みはチャールズ・ディケンズの「大いなる遺産」、や「オリバーツイスト」などに登場する光景だった。石畳が地面一面に連なって,ヴィクトリア調のレンガを用いた建物が立ち並び、古き良き時代を大切にする文化がそこには根付いている。日本のように再開発に力を入れ、古き良き伝統が感じられる建物…