来ぬ人を恨みも はてじ契りおきし その言の葉も 情ならずや 藤原忠通 (詞花和歌集 巻第八 恋下 244) tagiri.hatenablog.com 法性寺入道前関白太政大臣 (ほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだいじょうだいじん。1097年~1164年) 摂政関白藤原忠実(ふじわらのただざね)の息子、藤原忠通(ふじわらのただみち)です。25歳で関白となり、氏の長者(一族の長のこと。藤原氏の総帥)として、太政大臣従一位に至りました。 関白を3度、太政大臣を2度、摂政を3度も歴任した大政治家です。幼い頃から和歌を好み、温厚で、詩歌や書道、管弦にも才能を示しました。 異母弟の頼長を愛する父と不…