いのち愛づる姫―ものみな一つの細胞から 作者:桂子, 中村,陽子, 山崎 藤原書店 Amazon 時はいにしえの都の春。大納言の姫君は、虫を愛でる変わり者。毛虫を手にのせて見とれるうち、うとうと眠ってしまった姫君の夢に、次々とユニークな登場人物が現れ、1つの細胞から始まった38億年のいのちの歴史を教えていく。夢から覚めた姫君は、虫愛づる姫から「生命(いのち)愛づる姫」に成長されたのでした。 生命誌を唱える科学者の中村桂子さんと童話作家が組んでつくった朗読ミュージカルに、自然の宇宙を描き出す絵画。バクテリアは威勢のいい飛脚、年じゅう集っているカイメンは町娘、タイは赤ら顔の裕福な男など、特徴をとら…