昭和の終わりごろ、同期のN、ハチヤ君と私法学専攻のAとBとで、 大学地下食堂へ向かっていた。 ハ「うぅぅ~・・・さむぅ~ ♪ 冬のぉ~ 学舎ぉ~ あゆぅみでぇて~ こがらしぃが~ ちかずぅく てをとりあぁって~・・・ (本歌『虹と雪のバラード』)」 N「ははは・・なんだよそれ?凩は手をとりあわないだろぅ・・・」 私「なんで?」 N「凩っていえば紋次郎! 紋次郎は『あっしには関わりのねぇことでござんす』ってな・・・ 手をとりあわない」 私「くっだらない」 A「ははは・・・だけど今日は2月9日で『ふぐの日』ですからね。 こがらしが吹いて鍋をするのにはぴったりですよね」 B「うぅぅん・・・僕は2月9…