ご無沙汰しております。最近、ちょっと身辺がばたばたしておりまして、更新が滞っておりました。漸く一息つくことが出来たので、ブログを再開いたします。 さて、該当月のベスト本を紹介するコーナーである、「月ベスト」である。気持ちだけは月末に仕上げるつもりでいるのだけれど、何かとばたばたしていつも翌月まで持ち越してしまう。改めていきたいところである。 早速、11月のベスト本であるが、ハン・ガンさんの「すべての、白いものたちの」である。ヴァージニア・ウルフの「灯台へ」と迷ったが、さらりとした文体が今の自分にしっくり来たので、今回はこちらを推させていただきたい。 何より、ハン・ガンさんの小説というのは、私に…