はしご酒(Aくんのアトリエ) その七百と七十一 「ハダカノオウサマ ハビコル」 「グリムもアンデルセンも、ホント、マジ、深いよな~」、とAくん。 グリム、アンデルセン、か~。 数時間前に、Aくんのこのアトリエにお邪魔させてもらったその時から気にはなっていたのだ。ソレは、小さいながらも、ソレなりに、プチ充実している目の前の本棚の、その中の何冊かの童話集。グリム、アンデルセン、そして、イソップ。ちなみに、個人的には、グリム。とくに『シンデレラ』。子ども向けにアレンジされたモノではない『シンデレラ』は、まさにホラー。そのホラー感が堪(タマ)らない。 「童話、というか、寓話だな。ソコには必ずナニかが込…