私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。これまで、多くの入居者さんの看取りを経験してきました。 親を看取ることについて考えている方に向けて、私の経験を踏まえて、お話をしたいと思います。 親を看取るということは、人生の大きな節目 親を看取るということは、人生の大きな節目です。親は、私たちの原点であり、かけがえのない存在です。親を失うことは、大きな喪失感や悲しみを伴います。 しかし、親を看取ることは、同時に、親の人生を振り返り、感謝の気持ちをあらたにする機会でもあります。親の死を悲しみにくれるだけでなく、親の人生を肯定し、感謝の気持ちを抱くことで、親との別れを前向きに受け入れる…