私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 高齢化社会の進展に伴い、老人ホームで最期を迎える人が増えています。厚生労働省の調査によると、2022年の死亡者のうち、老人ホームで亡くなった人は12.7%で、10人に1人が老人ホームで最期を迎えています。 老人ホームで最期を迎える人が増える背景には、以下の3つの要因が考えられます。 1.高齢者の増加 日本の高齢化率は、2022年時点で29.1%と、世界最高水準です。高齢者人口が増加することで、老人ホームの需要も増加しています。 2.家族介護の限界 核家族化や女性の社会進出などにより、家族介護が難しくなっていることが、老人ホームの利用増加につな…