「主任、どこか悪いんですか? ……なんか、縮みました?」 夜勤の申し送り中、後輩スタッフが怪訝そうな顔で私を見た。 「縮んだ」というのは、彼なりの精一杯の配慮だったのだろう。本音は「やつれた」あるいは「重病でも患ったのか」と言いたげだった。 無理もない。1年で15kg、私の輪郭からはそれだけの質量が消えたのだ。 かつての私は、ハイボール6本のアルコールと、不規則な夜食で膨れ上がった巨体で現場を歩いていた。介助のたびに膝を鳴らし、少し動けば脂汗を流す。そんな主任に、スタッフや入居者がどんな視線を送っていたか。今ならわかる。あれは信頼ではなく、どこか「諦め」に近い視線だった。 だが、今の私は違う。…