読了。すごい探検体験記だった。 ひとりで暗闇の中を探検しているので、必然的に哲学的な語りがでてくる。 著者は、この探検の準備期間に、結婚し、子どもが生まれている。 その子どもが生まれた、という個人的な経験と、 極地で暗闇のなかを走破したあとに太陽の光を浴びた経験、 ふたつの経験を結びつけて、その意味を哲学する文章が素晴らしかった。 氷点下35℃でサバイバルする気力体力がうらやましい。 いつか再読すると思う。 こういう唯一無二の作家には、書籍代だけでなく、寄付をしたい、という気持ちになる。 出版社は、プロフィール欄に、寄付のための銀行口座番号を明記したほうがよい、と思う。 極夜行 (文春文庫) …