あなたの問いには、あなたの最も内部の感情が、最もひそやかな瞬間に答えてくれるものでありましょう。リルケ『若き詩人への手紙』(1903年2月17日 パリの手紙) リルケの言葉が意味するものとは 現代人が「問い」を持てなくなった理由 心の声にそっと触れる3つの方法 答えは必要なのか 答えがでない時間さえも、私達を育てている リルケの言葉が意味するものとは この言葉は、何を言っているのでしょう? リルケがこの言葉を綴ったのは、1903年、まだ若き詩人であった彼が、同じく詩人志望の青年カプスから届いた手紙に応じるかたちで書いたものでした。当時のカプスは、詩を愛し、自分の感受性に忠実であろうとする一方で…