谷山神社(たにやまじんじゃ)は鹿児島市下福元町に鎮座する。御祭神は懐良親王。14世紀の南北朝争乱期に征西大将軍として九州に入った人物だ。 名前の読みは「かねながしんのう」とも「かねよししんのう」とも。谷山神社では「かねながしんのう」のほうをとっている。 康永元年・興国3年(1342年)、懐良親王は薩摩国の谷山に入る。谿山(たにやま)郡司の谷山隆信(たにやまたかのぶ)に迎え入れられた。谷山には征西府が置かれ、南朝方の九州攻略の基点となった。 この事績を顕彰して、谷山神社は昭和3年(1928年)に創建された。 南朝忠臣の顕彰が盛り上がるなかで 山の上に鎮座 谷山氏について 谷山御所 なお、日付につ…