現代の会議と戦国時代の軍議 現代の会社の会議では、役職に応じて席順が決まるのが一般的です。社長が上座、部長、課長と続き、末席に新入社員──この形式は、暗黙の了解ですよね。 実は戦国時代にも、似たようなルールが存在していました。しかし、すべての軍が「役職順」だったわけではないのです。 一般的な戦国軍の席順 戦国時代の軍議では、たいてい総大将が上座の中央に座り、領地の多い順や古参の家臣から順に、その近くに座るという形式がとられていました。 まさに「年功序列」「家格主義」的な世界。主君の親族や譜代の家臣が上位に座るのが普通でした。 上杉謙信軍の"異例"なルール ところが、越後の軍神・上杉謙信の軍では…