承前 追憶編・最初 しおかぜ町から~追憶編1 - しおかぜ町から 追憶編・前回 しおかぜ町から〜追憶編7 - しおかぜ町から 告別式翌日の午後、私が出勤すると、 同僚たちが引いていた。 仕方がないじゃないか。 私だって休みたい。 でも、今日も講習があり、研修があり、部活動がある。 この頃、ルーメンらのクラスを担当していた。 正直、いろいろやってくれた。 深夜に、身柄を引き取りに行ったこともある。 やんちゃなグループが、やらかしてくれる。 ところが、この夏以降、トラブルで走り回った記憶はない。 卒業式の前日。 ルーメンが、私の前に立った。 「三ツ色先生、奥さんが亡くなっても、 アタシらのめんどう…