18歳未満の少年少女の兵隊のこと。
UNICEFは、全世界で約25万人の少年兵がいると推定している。
反政府勢力によって用いられることが多く、村を襲撃するなどして拉致してきた子供を強制的に兵士として徴用することが、世界各地で頻繁に行われているとされる。
恐怖心を持たない従順な兵士とするためには、洗脳教育を施したり、薬物を投与したり、家族や友人を自らの手で殺させたりする非人道的行為が行われているとされている。
子供の人権に対する重大な侵害行為として、国際的な問題とされてきた。
1989年、国連で採択された「児童の権利に関する条約」第38条では、15歳未満の児童の軍隊への採用が禁止されている。また、2000年に採択された「武力紛争における児童の関与に関する児童の権利に関する条約選択議定書」では、18歳未満の児童の強制的徴集や、非正規軍での18歳未満の児童の採用も禁止された。その他、複数の国際条約や議定書などで少年兵の使用が禁止されており、国際刑事裁判所規定では、少年兵の使用が戦争犯罪にあたることも定められている。
毎年2月12日。国連総会で採択された武力紛争における児童の関与に関する児童の権利に関する条約の選択議定書が2002年2月12日に発効されたことに因む。
戦争や武力衝突で少年兵になるよう強いられた子どもたちへ関心を向け、反対を呼びかける日として定められている。