僕は「エンパス」という、他者の感情に過度な共感を示して疲弊しやすいという、生まれ持っての思考の癖があるらしい。 僕が感じる喜怒哀楽の大体は、僕が本心でそう思ったからではなく、他人がその感情を感じているのを受信し、結果僕もそう思っているという話なのだ。 これ自体は、もちろんある程度の確証バイアスもあるだろうが、過去を振り返っても強くそう思えてくる。僕は他人から感情を受け取り続けて、ここまで来たのだろう、と。 先日は、そんな自分の過共感なりエンパスなりについて、じっくりと学びを掘り下げる記事を書いた。だがその後時間を置くと、ある疑問が自分に、ふと生じた。 そしてその疑問は……そこそこに厄介だと、強…