呑み友達は最高だ。 ある特定の店とだけで知り合った 実生活とは縁もゆかりない人間だと尚いい。表面をなぞるだけの中身のない 上部ばかり会話。 深く干渉しない。 一定の距離を置くのがマナー。そして相手が言うことは 嘘でも本当でも 信じてあげる。「やさしさは酔っぱらいの唯一の特技だ。」ゆきずりの友人が 自分は歯医者だと言えば先生だし、 大学の講師だと言えば教授だし、 バンドやデザインやってると言えば 芸術家だし、なんでもござれだ。 自分はなんだ?小説書いています! とか言って文豪とか呼んでもらってもいい。「まさにバーチャルリアリティな呑み会。」そして、お互い架空の設定で深堀もせず、 思いつきと冗談で…