都市対抗野球大会

都市対抗野球大会

(スポーツ)
としたいこうやきゅうたいかい

都市対抗野球大会は、毎年7月に行われる社会人野球のトーナメント大会。社会人野球日本選手権大会と並んで社会人野球日本一の座を争う大会として位置づけられている。略称として「都市対抗野球」または、単に「都市対抗」とも言う。
各地区予選を勝ち抜いた31チームと前年度優勝チームの合計32チーム*1が東京ドームで本大会を行う*2
各市町村(東京23区は「東京都」)単位の代表チームとして戦う。
主催は日本野球連盟、毎日新聞社、後援はスポーツニッポン新聞社、共同通信社、総務省。

沿革

1927年、第1回大会が開催される。
1941年は中止、1943年〜1945年には戦争による大会中断。
開催球場は当初明治神宮野球場だったが、1938年以降後楽園球場、1988年から東京ドームに移る。
1974年(昭和49年)に日本選手権大会が単独で行われるまでは、都市対抗野球が日本選手権を兼ねて開催されていた。

優勝旗

優勝旗は「黒獅子旗」、準優勝チームには「白獅子旗」、3位の2チーム(準決勝戦敗退チーム)には「黄獅子旗」が授与される。
また、2001年から、黒獅子旗を獲得したチームは、1年間ユニフォームの袖に黒獅子エンブレムを付けてプレーすることができることとなった。

地区代表

第89回における地区ごとの代表数は以下の通り。なお、地区割りや地区ごとの代表数は、適宜見直しが行われている。

地区 代表数 対象地域
推薦 1 (前年度優勝)
北海道 1 北海道
東北 2 青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
北信越 1 長野・新潟・富山・福井・石川
北関東 2 茨城・群馬・栃木
南関東 3 千葉・埼玉
東京都 4 東京
西関東 2 神奈川・山梨
東海 6 静岡・愛知・岐阜・三重
近畿 5 京都・滋賀・奈良・大阪・和歌山・兵庫
中国 2 岡山・広島・山口・鳥取・島根
四国 1 香川・愛媛・徳島・高知
九州 2 福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄

なお、本大会出場チームは、その所在都市を代表する意味で、都市長または町長の推薦状を提出する必要があり、ユニフォームの右袖に都市町章を貼付することになっている。

補強選手

推薦出場として予選が免除されて出場する前年度優勝チーム以外の代表チームは、その予選地区の第1次並びに第2次予選において敗退した加盟チームから3名以内を選出し、補強選手として本大会に出場させることができる。
これは、プロ野球が2リーグ制になった際、社会人野球から大量に選手の引き抜きが行われたことを受け、都市の代表として最強のチームを編成することを狙い、1950年の第21回大会から採用された制度である。当初は1次予選で5人、2次予選で5人の計10人補強できたが、1978年の第49回大会から5人までに、2010年の81回大会からは3人までとなった。

都市対抗野球の表彰

歴代優勝チーム

第1回(1927年)大連市・満鉄倶楽部(満州)
第2回(1928年)大連市・大連実業団(満州)
第3回(1929年)大連市・満鉄倶楽部(満州)
第4回(1930年)東京市・東京倶楽部
第5回(1931年)東京市・東京倶楽部
第6回(1932年)神戸市・全神戸
第7回(1933年)東京市・東京倶楽部
第8回(1934年)大阪市・全大阪
第9回(1935年)東京市・東京倶楽部
第10回(1936年)門司市・門司鉄道局
第11回(1937年)八幡市・八幡製鉄所
第12回(1938年)東京市・藤倉電線
第13回(1939年)東京市・藤倉電線
第14回(1940年)京城市・全京城(朝鮮)
第15回(1941年)中止
第16回(1942年)京城市・全京城(朝鮮)
第17回(1946年)岐阜市・大日本土木
第18回(1947年)岐阜市・大日本土木
第19回(1948年)福岡市・西日本鉄道
第20回(1949年)別府市・星野組
第21回(1950年)大阪市・全鐘紡
第22回(1951年)大阪市・全鐘紡
第23回(1952年)大阪市・全鐘紡
第24回(1953年)吉原市・大昭和製紙
第25回(1954年)八幡市・八幡製鉄
第26回(1955年)大阪市・全鐘紡
第27回(1956年)横浜市・日本石油
第28回(1957年)東京都・熊谷組
第29回(1958年)横浜市・日本石油
第30回(1959年)松山市・丸善石油
第31回(1960年)東京都・熊谷組
第32回(1961年)横浜市・日本石油
第33回(1962年)横浜市・日本石油
第34回(1963年)京都市・積水化学
第35回(1964年)浦和市・日本通運
第36回(1965年)大阪市・電電公社近畿
第37回(1966年)東京都・熊谷組
第38回(1967年)横浜市・日本石油
第39回(1968年)姫路市・富士製鉄広畑
第40回(1969年)千葉市・電電公社関東
第41回(1970年)富士市・大昭和製紙
第42回(1971年)姫路市・新日本製鐵広畑
第43回(1972年)浜松市・日本楽器
第44回(1973年)川崎市・日本鋼管
第45回(1974年)白老町・大昭和製紙北海道
第46回(1975年)千葉市・電電公社関東
第47回(1976年)川崎市・日本鋼管
第48回(1977年)神戸市・神戸製鋼所
第49回(1978年)川崎市・東芝
第50回(1979年)広島市・三菱重工業広島
第51回(1980年)富士市・大昭和製紙
第52回(1981年)東京都・電電公社東京
第53回(1982年)和歌山市・住友金属工業
第54回(1983年)川崎市・東芝
第55回(1984年)横須賀市・日産自動車
第56回(1985年)大阪市・日本生命保険
第57回(1986年)横浜市・日本石油
第58回(1987年)浜松市・ヤマハ
第59回(1988年)川崎市・東芝
第60回(1989年)東京都・プリンスホテル
第61回(1990年)浜松市・ヤマハ
第62回(1991年)川崎市・東芝
第63回(1992年)大阪市・日本生命
第64回(1993年)横浜市・日本石油
第65回(1994年)鈴鹿市・本田技研工業鈴鹿
第66回(1995年)横浜市・日本石油
第67回(1996年)和光市・本田技研工業
第68回(1997年)大阪市・日本生命保険
第69回(1998年)横須賀市・日産自動車
第70回(1999年)川崎市・東芝
第71回(2000年)川崎市・三菱自動車工業川崎
第72回(2001年)浜松市・河合楽器
第73回(2002年)藤沢市・いすゞ自動車
第74回(2003年)川崎市・三菱ふそう川崎
第75回(2004年)春日井市・王子製紙
第76回(2005年)川崎市・三菱ふそう川崎
第77回(2006年)にかほ市・TDK
第78回(2007年)川崎市・東芝
第79回(2008年)横浜市・新日本石油ENEOS
第80回(2009年)狭山市・Honda
第81回(2010年)川崎市・東芝
第82回(2011年)東京都・JR東日本
第83回(2012年)横浜市・JX-ENEOS
第84回(2013年)横浜市・JX-ENEOS
第85回(2014年)大垣市・西濃運輸
第86回(2015年)大阪市・日本生命
第87回(2016年)豊田市・トヨタ自動車
第88回(2017年)東京都・NTT東日本
第89回(2018年)大阪市・大阪ガス

*1:第85回記念大会は各地区予選を勝ち抜いた33チームと前年度優勝チームの合計34チーム、第80回記念大会は各地区予選を勝ち抜いた36チーム

*2:第82回大会については、東日本大震災後の電力需要を鑑み、京セラドーム大阪で行われ、優勝チームは日本選手権優勝チームとして認定

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