正式には「地理教育鉄道唱歌」。1900年に発表された。作詞は大和田建樹(おおわだたけき)、作曲は多梅稚(おおのうめわか)。以下の五集からなる。
第一集だけでも66節、すべて合わせると334節にもなる壮大な歌である。五集合わせて一千万部という、当時では驚異的な売り上げとなった。明快な曲と洗練された歌詞は、明治時代の洋楽普及に大きな影響を及ぼした。
その後、1906年に「電車唱歌」、1929年に「新鉄道唱歌」、1967年には「新幹線の歌」も創られている。
国鉄時代に製造された車両の内優等列車充当用車両は、列車アナウンス放送時用のオルゴールとして、鉄道唱歌を鳴らすものが存在する。